2015年5月28日木曜日

環境調査(第1回定期調査 植物)

植物の春季調査を実施しました。

まだ寒かった早春の事前調査時と比べて、春の調査では植物が力強く成長していました。
ジャングルの探検隊のように、背丈以上に生い茂る葉や枝をかき分け、時にはクモの巣やノイバラのトラップに引っ掛かりながら、藪の中からを進みます。


よく見ると、足元にはシロツメクサや、ツルマンネングサの鮮やかな黄色の花など、小さな野草がかわいらしい花をつけており、春の訪れを感じました。



草むらの中をどんどん進み、的確に植物を探し出しては次々と名前を記録している調査員。


後をついて行くだけでも精一杯でしたが、調査からの帰り道、現場事務所の周辺に生えている、ただの雑草としか認識していなかった草が、よく見るとヨモギやイネ科など、それぞれの種類として目に飛び込んできて、新しい景色が広がった気持ちになりました。

2015年5月22日金曜日

2015年5月 現場全景

中島地区海岸・津谷川の全景
シーサイドパレスおよび遊技場の解体のための工事用道路を造成しています。
シーサイドパレスの解体作業は、6月下旬からとなります。

2015年5月19日火曜日

環境教育実施

工事現場で作業に従事する方々に、環境教育を実施しました。
講師は、弊社環境事業部の講師が努めました。
現場にどのような配慮すべき希少種がいるのか、また発見した場合はどうするのか、など
とてもわかり易く講義していただきました。

作業する方々は、聞きなれない言葉や生物、植物などの話に聞き入っていました。

プレゼン状況

2015年5月18日月曜日

環境調査(第1回定期調査 魚類・底生生物)

魚類と底生生物の春季調査を実施しました。
当日は魚類専門家である仙台市科学館の高取先生も一緒に、調査に参加して、採集した魚の種類や生態について、私たちに教えてくださりました。

高取先生による魚の説明
採集した魚類は、その場で写真撮影および計測をしてから放流し、どの場所にどの様な種類の魚が生息しているのか調べます。
















採取後の写真撮影・計測
春になり、事前調査時と比べて、多くの種類の魚を確認する事ができました。


















底生生物調査(定量調査)
底生生物調査では、方形枠を使用して、一定量の土をふるいにかけ、網目に残った生物を分析する【定量的な調査】と、調査範囲内を、広範囲に探し出す、【定性的な調査】を実施しています。













底生生物(定性調査)

春といっても、まだ水も冷たく、生き物の動きも鈍いようですが、これから夏にかけて生物の動きが活発になってくるので、引き続き環境に配慮しながら施工を進めていきたいと考えています。

土砂積込運搬作業

盛土材に使用する土砂の積込・運搬作業を開始しました。
運搬は、道幅が狭い津谷の町中を10トンのダンプトラックで行います。
作業開始前には、運転手に集合してもらい運搬ルートと基本ルールの確認を行い、事故撲滅に努めました。



工事概要

本工事は、中島地区・津谷川河口において、既設の防潮堤を撤去し、新規に防潮堤(天端高TP+14.7m)を構築する工事です。
また、軟弱土層区域においては、地盤改良を行います。

工 期:平成26年12月17日 ~ 平成30年 3月23日

工程表
施工内容:

 復旧延長 L=1,762m
  傾斜堤工 L=800m
   築堤盛土 V=420,000m3
   法覆護岸(2tブロック) A=57,228m2
  河川堤工 L=632m
   築堤盛土 V=334,600m3
   法覆護岸(2tブロック) A=48,910m2
  導流堤工 L=330m
  地盤改良工(大口径スラリー式機械攪拌工) N=7,854本
  樋管工 N=2基
  側道工 L=1,147m




中島地区海岸の離岸堤状況

海中に飛散しているブロック
2015年5月現在の中島地区海岸 沿岸の離岸堤です。
きれいな砂浜を復元するには、この離岸堤を復旧し、漂砂を海岸に定着させることが
必要となります。

2015年5月15日金曜日

シーサイドパレスの現状(建物内部)

ホテルシーサイドパレス内部状況

解体前の調査時に撮影した現状を公開いたします。

3階 通路からの大広間
3階 演台付近
2階 客間
1階 風呂(左は当時のワカメ湯)
1階 洗面
1階 更衣室

写真で伝わるか・・・分かりませんが、床が抜け落ち、壁、天井も崩壊したとても危険な状態です。